・フリーランスのWEBデザイナーになりたいけどなる方法がわからない
こんな疑問を持つ方に向けて本記事では、未経験から制作会社に転職をしWEBデザイナーになり、今はフリーランスのWEBデザイナーとして働いている筆者がその疑問にお答えします。
こちらの記事を読めば、どうすればフリーランスWEBデザイナーになれるかの方法がわかるとともに、フリーランスのWEBデザイナーとして働くことの良い点と大変な点を実体験に基づいて解説するのでぜひ最後まで読んでみてください!
フリーランスWEBデザイナーになる方法7つ
フリーランスWEBデザイナーになる方法1:スクールでWebデザインの基礎を学ぶ
まずは基本的なスキルを身につけましょう。
独学でも可能ですが、おすすめはスクールに通うことです。
理由は、未経験者が自分で判断するには難しいことが多いからです。
「何をどこまで学ぶべきか?」「どの参考書が良いか?」これらのことを自分で判断できて、計画的に進められるのであれば、独学でもいいと思います。
しかし、Webデザインは、実務の中で学ぶことが圧倒的に多いです。
そのため、基本的な知識やスキルは効率的に学び、できるだけ早く実務経験を積むことを考えましょう。
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合わせて読む:おすすめのWEBデザインスクール7選
フリーランスWEBデザイナーになる方法2:ポートフォリオをつくる
Webデザイナーとして活動していくうえで、ポートフォリオは必須です。
仕事としての実績がないうちは、勉強のために制作した作品をまとめましょう。自分のポートフォリオサイトを作成すれば、それ自体が制作実績にもなり、一石二鳥です。
また、今はポートフォリオが簡単に作れるサービスもあります。上手に活用して、自分の実績を分かりやすくまとめておきましょう。
ちなみに私はforiioというサービスを使用しています。
foriio
簡単にポートフォリオが作成できるのはもちろんですが、案件情報や求人情報もありますし、他のクリエイターの作品をみることもできます。
フリーランスWEBデザイナーになる方法3:実務経験を積む
基本的な知識とスキルを身につけたら、実務の中で学んでいきましょう。
おすすめは、制作会社に入社して経験を積むことです。
すぐにフリーランスになるという選択肢もありますが、制作会社で学べることや得られるものは多いです。
フリーランスで働くうえで、制作会社での経験は役立ちます。
合わせて読む:WEBデザイナーにおすすめの転職エージェント5選
未経験でWEBデザイナー転職出来た理由1:ポートフォリオを必ず作ること
「未経験可」の求人でも、ポートフォリオは必須です。理由は2つあります。
1つ目の理由は「未経験可=まだ何もしていなくてもOK」という意味ではないからです。
未経験の場合、熱意をアピールすることが重要ですが、「やる気はあるけどまだ勉強はしていません」では、説得力がありません。
2つ目の理由は、今の自分のスキルをみた上で、採用するかどうかの判断をしてもらうためです。
制作会社の求人情報では、その時々により求められるレベルが違います。会社が求めるレベルと自分のスキルに差があると、入社後にお互いが困ります。
今まで制作したものと、これからどんなことをやっていきたいかをまとめておきましょう。
未経験でWEBデザイナー転職出来た理由2:今までの経験で活かせることをアピールすること
Web制作とはまったく関係のない、異業種からの転職だとしても、活かせることはあるはずです。
- スケジュール管理ができるので、デザインだけではなく将来的にはディレクターもできるかもしれない
- いろいろな人と関わる仕事だったので、Web制作でもうまくコミュニケーションをとりながら進められる
仕事以外でも、動画編集や写真の趣味などがあれば、十分アピールポイントになります。
フリーランスWEBデザイナーになる方法4:副業から小さく始める
フリーランスになりたいと思ったら、まずは副業から挑戦してみましょう。
副業の良いところは、最小限のリスクで始められることです。
仕事が思うように取れなくても必要以上に追い詰められません。そもそも会社に属さない働き方が自分に合っているとも限りません。
本業で安定した収入を確保できていれば、自分に向いていないと思ったときに、副業をやめるという選択肢もとりやすいです。
フリーランスWEBデザイナーになる方法5:継続案件を見つける
副業を始めたら「継続案件をとること」を目標にしてください。
継続案件があると、毎月の収入が安定します。
継続案件をとるためには、以下の2点を意識するとよいです。
- 定期的にデザインの仕事があるお客様を探すこと
- またお願いしたいと思ってもらえる存在になること
継続案件を見つけて、安定した収入を確保しましょう。
フリーランスWEBデザイナーになる方法6:直接契約の案件を見つける
クラウドソーシングだけで受注している方は、直接契約できる案件を探しましょう。
理由は「仲介手数料がかかること」「単価の低い案件が多いこと」などがあります。
最初の実績が作れたら、直接契約の案件を探したほうがいいです。
今はSNSから仕事につながることもあるので、クラウドソーシング以外の場所にも目を向けていきましょう。
STUDIO
フリーランスWEBデザイナーになる方法7:SNSで情報発信する
最後に、SNSでの発信をまだしていない方は、ぜひやってほしいなと思います。
フリーランスのWEBデザイナーとして活動していくなら、SNSでの発信はやっていて損はないです。
勉強中の方は練習として作った作品を載せたり、仕事として受注している方は実績を載せたり、それぞれのステージに合わせた使い方ができます。
フリーランスWebデザイナーになるために大切なこと
- スクールでWebデザインの基礎を学ぶ
- ポートフォリオをつくる
- 実務経験を積む
- 副業から小さく始める
- 継続案件を見つける
- 直接契約の案件を見つける
- SNSで情報発信する
フリーランスWebデザイナーになるための方法をご紹介しましたが、いかがでしたか?
この7つの方法で、私はフリーランスになりました。
あなたは今どの段階にいるでしょうか?
具体的な方法をご紹介しましたが、行動することが一番難しいと感じています。なかなか行動できないときは、以下の2点を意識してみてください。
- 目標を立てて、ひとつずつクリアしていく
- やりながら学んでいく
フリーランスWebデザイナーになるために大切なこと1:目標を立てて、ひとつずつクリアしていく
それぞれのステージに合わせて、次は何をするべきかを考えてみてください。
これからWebデザインを学ぶ方は、スキルを身につけることを目標に。
すでに副業を始めている方は、継続案件や直接契約の案件を取ることを目標に。
いきなりフリーランスになることもできますが、長く続けていくのなら、一つ一つ着実に積み重ねることがおすすめです。
積み重ねた努力と経験が、フリーランスになったときの自分を支えてくれるからです。
目標を設定して、一歩一歩クリアしていくことで、着実にフリーランスに近づいていきます。
フリーランスWebデザイナーになるために大切なこと2:やりながら学んでいく
「ひとまず挑戦してみる」という気持ちを忘れずにいてほしいなと思います。
たとえば、スクールで学んで転職するとき。初めて副業で仕事を受注するとき。「今の自分のスキルで大丈夫かな?」「もっと勉強してからの方がいいかな?」と不安に感じることがあると思います。
でも、完璧に準備が整うことなんてありません。
Webデザインは、実務の中で学ぶことが多いです。
未経験からWEBデザイナーになった方法【体験談】
私がフリーランスWebデザイナーになるまでの流れをご紹介します。
WEBデザイナーになるステップ1:Webデザインを学ぶ
法律事務所で秘書として働いていた私は、Web制作とは無縁の世界にいました。
事務仕事にやりがいが感じられず、働きながらスクールでWebデザインを学び始めます。
WEBデザイナーになるステップ2:Web制作会社へ転職する
スクールで学んだことだけで独立するのは難しいと感じ、制作会社に転職します。
デザインはもちろん、仕事への取り組み方など、多くのことを学びました。
思いのほか会社が楽しくて、フリーランスになりたい気持ちは薄れていました。
Webデザイナーの転職活動は、転職エージェントで応募書類の添削や面接対策を行ってもらうと選考に通過しやすくなりますよ!
また、未経験歓迎で募集しているWebデザイナーの求人は少ないため、なるべく求人数が豊富な転職エージェントや、Webデザイナーの転職支援実績が豊富な転職エージェントに複数社登録するのがおすすめです。
以下の記事で、Webデザイナーの転職に強いおすすめの転職エージェント5選と、転職エージェントを利用するメリットを詳しく解説しているので、就職を成功させたい方は読んでみてください。
WEBデザイナーになるステップ3:副業を始める
コロナ禍になったことで完全リモートワークになり、時間に余裕ができたことから、副業を始めます。
副業では、ノーコードツールのSTUDIOを使用したサイト制作を行なっていました。
すべてを一人で進める副業は、会社の仕事とは違った楽しさがあります。
副業を始めたことで、フリーランスになりたい気持ちが復活しました。
WEBデザイナーになるステップ4:フリーランスになる
副業を始めて半年後、私はフリーランスになりました。
会社を辞める決断ができたのは、継続案件が取れたことが大きいです。
ステップ1:Webデザインを学ぶ
ステップ2:Web制作会社へ転職する
ステップ3:副業を始める
ステップ4:フリーランスになる
私がフリーランスになるまでの流れは、以上になります。
フリーランスWEBデザイナーの良いところ3点
1.やりたい仕事を選べる
フリーランスになると、どんな仕事をするか、すべて自分で決められます。
会社に所属していると「振られた仕事をやる」ということがほとんどでした。
どんな仕事からも学べることはあるので、最初は選り好みせずにやってみることが大切です。それでも、興味のある分野の仕事を積極的に受注したり、反対にどうしてもやりたくない仕事は断ることもできます。
2.お客様との距離が近い
フリーランスになると、受注から納品まで、自分で責任を持って担当します。
制作会社で仕事をしていたときは、営業担当やディレクターを通してお客様と接することが多かったなと思います。デザインだけに集中したい人にとっては良いのですが、お客様と話すことが好きな私には、物足りなさがありました。
フリーランスになると、すべてのやりとりを自分で行います。お客様との距離が近くなったことで、仕事にやりがいを感じられるようになりました。
3.組織特有のわずらわしさがない
組織特有のルールや人間関係にストレスを感じやすい方には、フリーランスはおすすめの働き方です。
お客様とのやりとりはありますが、業務は基本的に一人で行うため、人間関係のストレスがなくなります。「何時から働くか」「休日はいつにするか」すべて自分で決められます。
フリーランスになることで、会社や環境に振り回されない働き方が叶います。自分のペースで働きたいという方には、おすすめの働き方です。
フリーランスWEBデザイナーの良い点
1.やりたい仕事を選べる
2.お客様との距離が近い
3.組織特有のわずらわしさがない
私は、フリーランスになってから「これから何をしていきたいか」をよく考えるようになりました。
どんな仕事をするのも自由、どこで働くかも自由。誰かに言われたことをやるのではなく、自分で考えて進んでいきたい人にとっては、最高の働き方です。
リモートワークが進んだ今、会社に所属していても、自由な働き方は叶うようになりました。それでも、仕事そのものの選択の自由度を考えると、フリーランスになってよかったなと感じます。
フリーランスWEBデザイナーの大変な点3点
1.すべて自分で管理する必要がある
請求書や確定申告などのお金周りの雑務からスケジュールや進捗管理など、すべてを自分で行う必要があります。
請求漏れをチェックしてくれる経理の方もいなければ、仕事の量を調整してくれる上司もいません。また、体調を崩したときに代わりに仕事を巻き取ってくれる同僚もいません。何かトラブルが起きたときも、すべてが自己責任となります。
2.スキルアップする必要がある
スキルアップはすべてのWebデザイナーに必要なことですが、フリーランスはより強く意識する必要があります。
会社に所属していると、同僚や先輩など周りの人から新しい情報や技術を知る機会も多いですが、フリーランスになるとそういった機会がなくなるからです。
そのため、会社に所属していたときよりも能動的に情報収集して、スキルアップしていく必要があります。お客様の力になれるように、学び続ける努力が欠かせません。
3.自分で仕事をとってくる必要がある
自分が動かないかぎり、仕事を得ることはできません。
収入を安定させるためにどうしたらいいのかを考える必要があります。
継続案件を持っていても、契約期間が終われば、自分の収入にダイレクトに影響があります。
フリーランスになるということは、制作だけしていればいいわけではなく、営業活動もする必要があるということは理解しておいた方が良いでしょう。
フリーランスWEBデザイナーの大変な点
1.すべて自分で管理する必要がある
2.スキルアップする必要がある
3.自分で仕事をとってくる必要がある
大変な点を3つ挙げましたが、やり方や考え方次第でストレスを減らすことは可能です。
今は便利な会計ソフトもありますし、勉強の時間を意識してスケジュールに組み込めば、スキルアップも無理なくできます。自分で仕事をとってくるということは、やってみたい仕事に積極的に挑戦できるということです。
自分で自由に工夫していけることが、フリーランスの醍醐味でもあります。
フリーランスWEBデザイナーとして活躍するためにすべきこと
1.苦手なことは得意な人にお願いする
仕事で最も大切なことは、お客様にとってより良い成果を出すことです。
そのため、無理にすべてを一人でやる必要はないと思っています。
たとえば、私はデザインは自分でしますが、
コーディングは、以前働いていた制作会社の同僚に外注しています。
苦手なことは得意な人にお願いすることで、お客様にとってはより良いアウトプットが提供でき、自分はより得意なことに時間を使えます。
2.プラスαのスキルを身につける
これからはWebデザイン+αのスキルが必要だと感じています。
スキルや強みの掛け合わせが増えれば増えるほど、より希少価値の高い人材になれます。
たとえば「Webデザイン×Webライティング」「Webデザイン×SNS運用」など。どんなスキルがあれば、もっとお客様の力になれるのか考えていきましょう。
これから新しいスキルを身につけることもできますし、今までの経験から強みになるものがあるかもしれません。
3.またお願いしたいと思ってもらえる存在になる
フリーランスとして収入を安定させるために、継続案件をとることが大切だとお話ししました。では、継続案件をとるためにはどうしたらいいのでしょうか?
「またお願いしたいと思ってもらえる存在になる」ということに尽きると思います。
私の経験からも、最初は単発でご依頼いただいて、そこから継続案件となることが多いです。
お客様の立場に立ち、もっと良くするためにどうしたらいいのかを、一緒に考えて提案していく姿勢が必要です。
定期的に「今後どんな仕事をしていきたいか」を考える時間を作りましょう。
自分一人でできる仕事には限界があります。
苦手なことは得意な人にお任せすることも、ときには必要です。苦手なことをやめることで、得意なことに集中できたり、新しいスキルを身に付ける時間ができます。
その結果、お客様に喜んでもらえることが増えれば、自然と次の仕事につながると考えましょう。
まとめ
SNSをみていると、すごい人ばかりのように思えることがあります。
でも、環境もライフスタイルも、持っているスキルも、人それぞれ違います。他の人に惑わされず、自分のペースで進んでいきましょう!身に付けたスキルや今までの経験は、必ず役に立ちます。
この記事では、私の今までの経験をすべて詰め込みました。
これからフリーランスのWebデザイナーを目指す方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
合わせて読む:WEBデザイナーにおすすめの転職エージェント5選