10月にTVアニメ化が決定し、累計100万部を突破した超人気シリーズ「後宮の烏」の著者・白川紺子の最新作『花菱夫妻の退魔帖』が光文社キャラクター文庫より9月13日(火)発売決定しました。
『花菱夫妻の退魔帖』の舞台は大正九年の東京で、侯爵令嬢の瀧川鈴子と花菱男爵家当主・花菱孝冬の二人が結ばれることで始まる、悪霊退治モノのファンタジーです。『鬼滅の刃』など大正時代ファンタジーに注目が集まるなか、時代背景の描写が細かく、とりわけ着物など装飾品の描写が美しいことで評判の白川紺子さんによる「大正ロマン」の世界観をじっくり楽しんでいただける作品です。
●あらすじ
大正九年の東京。侯爵令嬢の瀧川鈴子はとある事情から浅草出身で、怪談蒐集が趣味だ。 芸妓の悪霊を目撃した日、鈴子は花菱孝冬という青年に出会う。彼は十二単を纏う謎の霊を使い、悪霊を「食わせた」のだった。摑みどころのない孝冬を気味悪く思う鈴子だが、なぜか求婚されて――。
逃れられない過去とさだめを背負う二人が結ばれ、動き出す未来とは!
●著者プロフィール
三重県出身。同志社大学文学部卒業。2011年に「サカナ日和」で第154回Cobalt短編小説新人賞に入選後、`12年「嘘つきな五月女王」でロマン大賞を受賞。同作を改題・改稿した『嘘つきなレディ~五月祭の求婚~』で`13年にデビュー。著書に『後宮の烏』シリーズ、『下鴨アンティーク』シリーズ、近著に『京都くれなゐ荘奇譚(二) 春に呪えば恋は逝く』がある。